ランドラッシュ

 「ゴールドラッシュ」ならぬ「ランドラッシュ」という言葉。聞き慣れない言葉ですが、「ランドラッシュ」とは、いま世界で激化している「農地争奪戦」のことです。

 2008年の食糧危機では、世界の穀物の流れに異変が起き、小麦や大豆等を「穀物メジャー(多国籍企業)」が生産国から大量に買い集め、国際市場に供給する従来の流れが穀物生産国の輸出規制により麻痺しました。これを契機に、欧州、中東諸国、インド、韓国、中国等が喫緊の課題として、自国の食糧確保のためにウクライナ、極東ロシア、アフリカで広大な農地確保に翻弄しています。

 このランドラッシュは、新たな「植民地主義」とも呼ばれ、先進国と途上国の経済格差を大きくしていることも問題になっています。

 このような現実に対して、日本人は食糧確保のためにどのような自分の「将来像」が描けるか問われています。

 本書は、一般の人でも大変内容を理解しやすく書かれています。安全かつ安心な食糧確保という視点ではなく、迫り来る食糧危機という視点から、自給農について考えてみてはいかがでしょうか。

 

文責:ROMEO