40年休耕の農地は再生するか……?

作付図
作付図

本田さんと百姓学校による実験は少しずつ進んでいます。

 

図の5(イネ)と4(サトイモ)の区画で引き続き農地の造成を行いました。


5(イネ)区画は、つまり田圃として使うわけですから、水利(導水、排水)対策、

アゼづくりをしなくてはなりません。

パワーショベルで田圃の形を整え、排水路の基本形をつくり、

あとは手作業でノリ面や排水路の手直し、排水パイプの設置(2カ所)、アゼづくり(盛り土と整形)などを。


また4(サトイモ畑)区画については排水路づくりと耕耘まで。

6月5日に植付けをする予定です。
暑くも寒くもなく、気持ちのいい2日間でしたが、

それでも身体を使った分、汗はジットリ、日焼けもタップリと。

さて、作付けに入る前に、土壌の特徴をそれなりにつかんでおかねばなりません。

感覚的にわかることは以下の諸点でした。

1.作土は30〜40cmの厚み。その下が耕盤層になっています。
2.PHは5.5〜6程度。その他の分析数値は別表でご覧下さい。
3.全体に土の色は黒く、粘土質や砂質ではなく、それなりに良い状態に思われます。
4.草の残根が地中に多くありました(1〜4)。
5.一番下の5区画は大変な水分過剰状態にありますので、

 まず今回の土壌切り返しの後、乾燥させてから耕作に入るつもりです。

6.同じく5区画を切り返した際、強い硫化水素臭(ドブ臭)が生じました。

 しかしミミズ、多様な昆虫、蛙がおり、必ずしも腐敗一辺倒とは言えないようです。

ここで6.の硫化水素について一言。

硫化水素(H2S)ですから、イオウと水素の化合物。

グラム陰性の硫酸還元菌という細菌によって発生するとも言われているようです。

アンモニア(NH4)、メタン(CH4)とともに有毒ガスの代表であり、作物の生長を阻害します。


しかしこの硫化水素をエサにする微生物もいて、その代表が「光合成細菌」。

植物と同じような光合成をする嫌気性細菌ですが、好気性のグラム陽性細菌とも共存し、

特に納豆菌・枯草菌と相性がよく、一緒に働くと高いチッソ固定力を持つということです。


一般にヌメリが多い土中には光合成細菌が多いとか。

願わくば5区画(4区画も5区画ほどではないが水分が多い)に、

この光合成細菌クンがたくさん棲んでいますように。
そして今回の作土切り返し対策がよい方に働きますように……


なお、5区画については6月5日に耕耘、

6月12・13日代掻き、6月19・20日に田植えの予定です。

野菜づくりなどはスケジュール表をどうぞ。