米づくりスタート!

 2010年百姓学校のコメづくりは、山ちゃんのお米の話でスタートです。

 

 4月4日、農事組合法人福地ハイランズの山田正隆氏を特別講師としてお招きし、約2時間の講義がありました。テキストは、米の品種一覧表1枚だけでした が、お米について縦横無尽に語る山ちゃんの講義は、講師の話しぶりと相まって、とても面白いものでした。さすが米づくり15年の年季のなせるわざと感心し ました。

 講義の内容は、自分が作ろうとする米の品種をどうやって決めるのかということが中心で、米づくりを行う地域、田んぼの特性にあった品種の選定が必要になるということを様々な角度から検証するというものでした。以下にそのときの内容をざっくりと報告します。

 

牛糞をまく人々
牛糞をまく人々

その1:成熟期(刈取りの時期)

 

 米づくりを行う地域の霜が降りる時期を考慮し、成熟期がそれより前になる品種を選ぶことが必要。ちなみに福地では、イセヒカリが限界とのことです。

 

その2:草型

 草型とは、収量が穂の数(分けつが多い)によるか、穂の大きさ(分けつが少ない)によるかを示すもので、穂数型-偏数型-中間型-偏重型-穂重型に分類されるそうです。やせた土地では、一つの穂につく米の量は少なくなり、こうした場所で穂重型の米を作ると、収量は少なくなり、逆によく肥えた土地で穂数型の米を作ると、ただでさえ分けつが多いものが、ますます分けつが多くなって密植の状態となり、適切ではないということです。(やせた土地では穂数型、肥えた土地では穂重型、と覚えておきましょう!)

 

その3:稈長

 稈長とは、稲の高さのことで、背の高い稲は風に弱いことから、台風(特に風)の影響を受けやすい地形では、稈長の長いものは向かないということになります。

 

その4:食味

 食味は、外観、香り、味、粘り、かたさで評価し、最近では粘りの強い米が人気だそうです。アミロースの含有量が少ないほど粘りが強いとのことで、山ちゃんのところでは低アミロース米のミルキークイーンを生産しているそうです。

 

 もっといろんな話があったと思いますが、私の記憶ではここまで。最後に、コメづくりをいつから始めるかは、いつ頃収穫したいのかから逆算して決めることという話で山ちゃんの講義は終了。他にももっと大事な話があったという方は、ぜひ記事をお寄せください。

 

 

4月18日、共同水田に牛糞の堆肥をひろげる作業を行いました。その後、午後からは山ちゃんの講義第2弾。前回の復習とともに、「V字型稲作」と「への字型稲作」を比較してのムダのない作業の話がありました。

 

 もうまもなく百姓学校の米づくりが始まります。皆さん、頑張りましょう。

 

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コメント: 2
  • #1

    ROMEO (金曜日, 30 4月 2010 01:05)

    御担当者さま

    米作りblog開設おめでとうございます。
    1年間米作り情報の発信をお願いします。

  • #2

    山田組系稲作一家 (月曜日, 03 5月 2010 23:11)

    記事は上手くまとまっております。伺った甲斐がありました(笑)是非V字稲作の功罪についてもまとめてみてください。そこからは稲作と言う狭い世界を超えた(社会や人間やお金や人生等など)様々なものが見えてきます。楽しみにしています。